様々な食のスタイルがある昨今。そしてそれをSNSで簡単にシェアできる時代。
手軽に知識を得られる反面、手軽すぎてそれが自分に合っているかどうかもわからずに、そして深く知識を深掘りすることなく、SNSで見たように食べ物を選択し、不調になったりすることも。
それに、自分とは違う食のスタイルのことを、強く批判する姿勢を見ると、悲しくなる時もあります。ただその分、”食”という、毎日毎日繰り返される行動の中には、その人その人の考え=哲学が込められているのだとも感じます。
こんな”食”に関してモヤモヤしていた私ですが(笑)、雑誌”The Yogis magazine vol.6 ヨガする人の食哲学”を読み、”コレコレ〜!”というようなことが、誌面中に散りばめられていたので、ご紹介したいと思います。
1. Intro -体験談-
その前に少し体験談を。自分自身も、自分のライフステージや、目指すライフスタイルの変化、食の知識によって、そのスタイルは変わってきています。いきなり大きくは変わらないけれど、日々少しずつ微調整する感じで、今日の食べ方があります。
例えば、朝ご飯を食べない、という健康法。これを私が実践すると、逆に午前中は使いものにならないし、ランチの後は眠くて仕方なくなります(なので人間ドックの日は準備と気合!)。それなら、夕飯は早めに済ませて、朝まで何も食べないという方法が、私には心身共にフィットするのです。
場合によっては、夜遅めに少し重めの食事をしなければならない時もあります。そういう時は、よく噛んだり、消化を助けてくれる食材を一緒に摂取したり、冷たすぎる飲み物は飲まないようにしたり、朝ご飯で調整したりします。こういう時に簡単に役立ってくれるのが、消化を助けるハーブ:ミント!ミントティは常備していて、旅行の際には常備薬と共に必ず持っていっています。
やはり自分の身体の声をきちんと受け止めることと、その声に対応する知識というものは大事だなと感じる昨今。若い頃はなんだって大丈夫だったけど(深夜のピザとか中華とか、毎日ブラックコーヒー4-6杯とか…)、年を重ねるごとに、特に女性はその変化を感じるんじゃないかな。
2. 『料理して食べる』ことについて -土井善晴先生の言葉-
土井善晴先生のインタビューページには、ハッとする言葉・うんうんと納得する言葉など、生きていく上で切っても切り離せない”食”に関して、たくさんの心に残る言葉が記されていました。その中から、私のお気に入りを紹介します。
『誰でも「料理して食べる」という人間の行いを実現できるし、自然との関係も良好な、持続可能な食事のスタイルです。自然の恵みに感謝して慎ましく暮らし、それ以上のご馳走を過剰に求めないということですね。』(「一汁一菜」というスタイルについて)
『日本料理は何もしないことを最善とする文化』
『味つけは自分の責任で楽しめばいいのです。』
『料理が苦しみになってはいけないでしょう。〜おいしさとはいつも変化するものなんですよ。』
私の日々感覚的に感じていることを、プロの先生が納得感ある言葉で表現されていました。以前、一見平凡な”蒸し野菜”をご紹介したのも、このような想いがあったから。
味つけは、人それぞれ好みも体調や気分も違うので、ベースとなる味つけは私が行いますが、基本的にシンプルなものにして、お気に入りの塩やスパイスなどで、アレンジは個々で楽しむ、というスタイルが多いです♪これ、毎日毎日料理する上で、かなり楽な上に、子どもも素材の味を知ることができるのでオススメです◎
3. ”食”のスタイル構築の道標
他にも様々なヨガ界やフード界の先生方の色んな言葉が心に残り、これから自分の”食”のスタイルを構築していく上で、迷ったときの一つの指標となると思います。読む人によってその指標は違うかもしれませんが、私が皆さんにオススメしたい言葉を、たくさんある中のいくつかですが、ご紹介しますね。
今”食”に迷っている方、これから大人になっていく若い方、このままでいいのか迷っている方。そんな方々のちょっとした道標になったらいいな、なんて、思っています♪
『柔軟さは健康につながります。女性ならばホルモンバランスによって体調が変化しやすく、そんな時は食の影響を強く受けます。また心のあり方次第で栄養も毒に変わるのです。ヨガ哲学は食における考え方を示してくれます。しかしとらわれすぎることなく、しごとや場所、時間や状況、そして体のバイオリズムに合わせて実践しましょう。』 (木下阿責先生)
『食事も同じで、やはり続けなければいけないのかなと思います。〜すぐに効果があるのはまれだし、年を重ねればまた変わる。そこで、また調節が必要になる。』 (秋山紫穂先生)
『自分にとっていいものがいい。自分を窮屈にしない食事を楽しみたい。』 (長島千比呂先生)
『旬なもの、ホールフードの質と作用を理解してから食べる。〜例えば、玄米を食べるかどうかはその人の消化力に合わせて考える。』 (カズヤ先生・中浦真希先生)
『水を飲む量は体重で決まっている。』 (カズヤ先生・中浦真希先生)
私のスタイルは”こう!”って決めつけすぎず、自分の軸となる部分はシンプルに設定し、その時々に応じて柔軟に調整していけたらいいな、と個人的には思っています。ジャンクフードを食べるそんな日だってあるある◎
4. Outro
この、雑誌”The Yogis magazine”は、これ本だよね?と思うほど、いつも充実した内容で本当に勉強になるのですが、今回もページ数以上のボリュームの内容でした。
”食”ってただ空腹を満たすだけ、という考え方もあるかもしれません。それもそれだと思います。私は、毎日繰り返され、自分の身体だけでなく心も作っているものだと感じているので、自分の目指す生き方=哲学になり得るのだなということを、ここで再認識し、更に”食”が興味深いものになりました。
これを踏まえて、今後も私の食哲学をはじめ、日々学んだことをこの場でシェアできたらな、と思っています。
おまけ:おすすめミントティ
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